![店先にスズメの恩返し!? 1円玉や5円玉など ─ 冗談を真に受けたか](https://yomiuri-townnews.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/3ff1c0561620d96700bf756c71de707a.jpg)
北茨城市磯原町磯原の長瀬金物店にあるスズメのえさ置き場には、時折、1円玉や5円玉が置いてあることがある。えさ場は同店の看板の下で、高さ約2㍍の場所。人が投げ入れたとは考えにくく、店の客らの間では、「えさをもらったスズメからの恩返しでは?」と話題になっている。
店を切り盛りするのは天野博文さん(82)、サチ子さん(84)夫婦。2年前、店先でスズメを見かけたことから、えさをやり始めた。幼い頃から小鳥を飼っていた博文さんは、「スズメは高い場所の方がえさを食べやすいはず」と、看板の下にえさをのせる板を設置、毎朝脚立に乗って、白米や玄米を広げている。
昨年の今頃、サチ子さんが、「ただでご飯を食べていないで、お金でも持ってきて」と、スズメに向かって冗談で話しかけたところ、次の日の朝、1円玉が見つかったという。その後もお金が置いてある日があり、これまでに、1円玉22枚、5円玉6枚、10円玉4枚が置いてあった。
![えさ場に置かれていたお金](https://yomiuri-townnews.com/wp/wp-content/uploads/2020/07/2b762d4ac56f0885edc53f391cd4bea3.jpg)
えさ場に置かれていたお金
博文さんは、10円玉をくわえて飛んできたスズメを一度だけ見たという。「一体どこで見つけてくるのか。それに、あんなに小さなくちばしでくわえてくるなんて、びっくり。たいしたものだね」
板の上にあったお金はすべてとってあり、店の神棚に供えている。