脚立に乗ってえさを置く天野さん
脚立に乗ってえさを置く天野さん

 北茨城市磯原町磯原の長瀬金物店にあるスズメのえさ置き場には、時折、1円玉や5円玉が置いてあることがある。えさ場は同店の看板の下で、高さ約2㍍の場所。人が投げ入れたとは考えにくく、店の客らの間では、「えさをもらったスズメからの恩返しでは?」と話題になっている。

 店を切り盛りするのは天野博文さん(82)、サチ子さん(84)夫婦。2年前、店先でスズメを見かけたことから、えさをやり始めた。幼い頃から小鳥を飼っていた博文さんは、「スズメは高い場所の方がえさを食べやすいはず」と、看板の下にえさをのせる板を設置、毎朝脚立に乗って、白米や玄米を広げている。

 昨年の今頃、サチ子さんが、「ただでご飯を食べていないで、お金でも持ってきて」と、スズメに向かって冗談で話しかけたところ、次の日の朝、1円玉が見つかったという。その後もお金が置いてある日があり、これまでに、1円玉22枚、5円玉6枚、10円玉4枚が置いてあった。

えさ場に置かれていたお金

えさ場に置かれていたお金

 博文さんは、10円玉をくわえて飛んできたスズメを一度だけ見たという。「一体どこで見つけてくるのか。それに、あんなに小さなくちばしでくわえてくるなんて、びっくり。たいしたものだね」

 板の上にあったお金はすべてとってあり、店の神棚に供えている。

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