あら汁
あら汁

 地元久慈漁港などで水揚げされた魚介類などを品ぞろえる日立市水木町の生鮮問屋「あかつ水産」は、総菜類などの購入者に、魚の骨などの「あら」を煮込んだ「あら汁」=写真=を無料で提供している。

 あらは、刺し身をおろす際などにでた鮮度抜群のもの。魚種は、その日の水揚げと、客の予約内容などによって違い、タイ、カンパチなどが定番で、まれにあっと驚く高級品が入ることもある。「エビが入るとうまみが、ぐぐっと高まる。私たちも、まかないの一品として楽しみにしている」と同店の船橋良太さん(41)。

 調理は、職人たちが担当。臭みをなくすため、思い切って最初の煮汁を捨てるのがおいしく仕上げるポイントだという。骨の間に残る身は、あら汁を食べる際の楽しみではあるが、「うちの職人は、みんな腕が良いから、それほど残ってないよ」と船橋さんは笑う。

 8年前に同店がリニューアルオープンして以来の取り組み。新型コロナウイルスの感染が広がる前は、あら汁の入った大鍋と紙コップを店頭に置いて、客らが自由によそって味わっていた。常連客の中には、来店するやあら汁をよそって、舌鼓をうちながら店内を巡る人もいた。「あんな様子が、早く戻るといいね」と船橋さん。同店☎︎0294・34・2628。水曜定休。

 

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