「あと5日」告げる級友の文字 神栖一中(茨城・神栖)
教室に掲示されたカレンダーを見る3年生たち

茨城再見聞

 神栖市立神栖第一中学校(米川貢喜校長)の3年生の教室に掲示されている卒業までのカウントダウンカレンダーにきょう、「あと5日」という1枚が追加された。

 カウントダウンカレンダーは、2クラスある3年生の教室で、平行するように進行している。卒業式が開かれる11日に、最後の1枚が足される。

 すべて3年生の手書き作品。全員が、1枚づつ担当できるよう、1月の下旬にスタート。担当する日は、くじ引きで決めた。日にちの数字を書くこと以外、内容は自由。思い出の風景を描いたり、アニメの登場人物を描く人もあった。「あと1日」というくじを引いた田仲空弥さんは、数字の重みを受け止めながら、3年間の思い出を箇条書きにしたという。

 新型コロナウイルスに振り回されることの多い3年間だった。修学旅行は、例年の関西地方への2泊3日から、行く先が代わり、日程も短縮された。

 岩井梨藍さんは、「それでも楽しい思い出がいっぱい。修学旅行は、いつかみんなで、予定通りの場所に行き直そうと話している」と話している。

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