秋空の下 体操や童謡 市民が整備する磯部寺山自然公園(茨城・常陸太田)
体操会の後、笑顔をそろえた参加者ら

 常陸太田市磯部町の磯部寺山自然公園でこのほど、「秋の公園でシルバー体操会」が開かれ、地域のお年寄り約30人が参加、体操したり、童謡を歌ったりと、楽しく汗を流した。

 同公園は、室町時代に開かれた寺「宝寿(ほうじゅ)院」の跡地で、地域の憩いの場にしようと、地元住民が協力して整備を続けている。

 体操会は、同公園を管理する磯部寺山会のメンバーが、地元の高齢者サロン「いそべサロン会」に呼びかけて初めて開いた。「コロナ禍で、家にこもっているお年寄りが多い。少しでもリフレッシュしてもらえたら」とは、磯部寺山会会長の中村孝道さん(78)。園内に木のベンチを増設したり、草刈りをしたりしてこの日を迎えた。

 参加者は、高齢者向けのシルバー体操を行った後、歌詞カードを見ながらみんなで「里の秋」など童謡5曲を合唱した。最後は、磯部寺山会のメンバーが野だてをして抹茶をふるまった。

 参加した坂爪幸子さん(90)は、「緑の中で体操したり、みんなとおしゃべりしたり。久しぶりにせいせいしました」と笑顔だった。

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