地域の味ある感謝状 「まちむすび合同会社」が制作代行サービス(茨城・常陸大宮)
見本の感謝状を持つ星野さん(左)と、中崎さん

 「大切な人にオリジナルの感謝状を贈って、気持ちを伝えませんか」

 常陸大宮市の「まちむすび合同会社」代表の星野由季菜さん(28)は先月、感謝状の制作代行サービスを始めた。感謝状の送り先は、家族など身近な人を想定していて、「常陸大宮ならではの温もりもこもった1枚になります」と、星野さん。

 感謝状の台紙は、同市に伝わる手すきの西ノ内和紙。文字は市内の書家の中崎渓翠さんが手書きする。

 サイズは、一般的な賞状と同じで、中央に、文章を象徴する漢字1文字を大文字で書き、その文字の上に文章を書いて仕上げる。

 依頼主には、80~100文字程度で希望の文面を書いてもらい、星野さんが追加取材。文面と、星野さんからの情報をもとに、中崎さんが筆をとる。

 同社は、同市の地域活性化事業がメイン。

 感謝状の制作代行を始めたきっかけは、父の日に向けて、何か新事業をと考えたこと。星野さんは以前、既成の感謝状を父親にプレゼントしたことがあり、その感謝状を今も大事に飾ってくれていることから、「オリジナルの感謝状だったら、もっと喜ばれるかも」と思った。

 これまでに受けた依頼は、娘2人から父にあてたものや、仕事の区切りを迎えた息子から両親へのもの、仕事仲間への昇進祝いなど。「思いをどれだけ表現できるか。毎回真剣勝負です」と、中崎さん。

 感謝状は、制作期間は約2週間。費用は1枚6000円(完成後の郵送料込み)。申し込み、問い合わせは、同社のホームページ内「さとこい」の「shop(ショップ)」ページからか、メール(machimusubi@gmail.com)で。

 「さとこい」は、こちら

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