「棚倉城より水戸城へ、古道を歩く」を持つ飯村さん
飯村さんは大子町生まれ。郷土愛を原動力に調査を続けている

 常陸大宮市の郷土史研究家、飯村尋道さん(71)がこのほど、福島県棚倉町から水戸市までの旧街道沿いの歴史などを紹介した本「棚倉城より水戸城へ、古道を歩く」を自費出版した。

 5年前に出した同名本の増補再版。前回は、旧街道86㌔を4年がかりで歩いて調査した内容でまとめ、500冊が完売した。今書は、ページを100ページ増やし、奥久慈地方における幕末水戸藩の動き(天狗諸生)に多くのページを割いた。写真や地図も追加した。

 旧街道(奥州街道)は、現在の矢祭山八槻線と国道118号線の原形となった道。飯村さんは、県北地域の情報誌「すいぐん1000(せん)」主催の同街道のウオーキング企画で案内人を務めたことをきっかけに調査を始め、江戸時代の村絵図や文献、地元の古老の話などを基に道筋を探った。

 第1章の「奥州街道」は、同街道が「南郷街道」という呼称で知られていることについて、「土着の呼称ではない」という長年の疑問を持っていた飯村さんが、裏付け史料をもとに究明した熱のこもった章になっている。

 「ふるさとの再発見につながれば」と飯村さん。A5判、545㌻。1冊3000円(送料は別途)。

 問い合わせは飯村さん☎︎0295・57・2438。

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