コロナ禍受け、25ミュージシャン集結 新アルバム「茨城大爆発」発売
左から山田さん、平山さん、ベップさん

 本県出身のミュージシャン25組がこのほど、新型コロナウイルスの影響を受ける本県の音楽界を元気づけようと、合同新アルバム「茨城大爆発」を発売した。25組が、新アルバムの趣旨にそって書き下ろした新曲1曲ずつを収録している。

 本県ゆかりの40組あまりのミュージシャンによるプロジェクト「ヒカリノハコ」の一環。メンバーには、全国で活躍するプロミュージシャンも多く含まれる。新アルバムに参加した25組もプロジェクトのメンバーだ。

 同プロジェクトは、新型コロナの影響が強まり始めた昨年8月に始動。プロジェクト名は、参加ミュージシャンの多くにとって心のふるさとでもあるという、水戸市南町のライブハウス「ライトハウス」をイメージしたもの。同月にはメンバーのコラボ曲「命の灯」をリリースした。

 新アルバムのタイトルには、「茨城の魅力があふれるものにしたい」という願いを込めたという。プロジェクトの発起人の一人で、バンド「THE BACK HORN(ザ・バックホーン)」のボーカルとしてアルバムに参加した山田将司さんは、「音楽を愛するすべての人に届けたい。音楽活動ができないのも苦しいが、音楽に興味を持ち始めたばかりの若い人たちが、活動を始めるきっかけを失ってしまうのも悲しいこと」と話す。

 参加したバンド「obi」のベップヨシヒデさんは、「参加ミュージシャンの思いが伝わるアルバム。バンド・goomiey(グーミー)の歌詞が象徴的。『悪いニュースは天気だけでいいのよ』とあるが、本当にそう思う」と感想を話し、グーミーの平山舞桜さんも、「聞いていると、音楽にかかわる人たちの勇気が伝わってくる」と話す。

 アルバムの売り上げ金は、県内の音楽界の活性化のために使われるという。5月30日正午から、JR水戸駅ビルエクセル本館で、同プロジェクトのメンバー13組による入場無料のライブイベントが開かれる。雨天中止。

 アルバムは、CD店(一部を除く)とヒカリノハコのホームページからも購入できる。

 ヒカリノハコのホームページは、こちら

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