「中世佐竹氏の世界」展 県立歴史館で6月13日まで
書状を見る来館者

 水戸市緑町の県立歴史館は、佐竹氏の交友関係を、古文書などを通して紹介する企画展「中世佐竹氏の世界ー千秋文庫所蔵文書から」を開催している。6月13日まで。

 佐竹氏は、古代末期から、現在の常陸太田市を拠点に常陸国を統一。時代を経て、秋田藩主となった。展示は、東京の博物館「千秋文庫」所蔵の文書約40点。佐竹氏と、歴史上の著名な人物との交流が垣間見られる内容。同文庫は、佐竹氏の文化史料を専門に収蔵、展示している。

 展示品の1つの豊臣秀頼が佐竹氏に送った黒印状には、佐竹氏からの贈り物に感謝を示す言葉などが記されている。

 同館の飛田英世さん(61)は「意外な交流を見つけて」と話している。

 午前9時半~午後5時(入館は同4時半まで)。月曜休館(祝日の場合は開館し、翌日休館)。一般350円、大学生180円、70歳以上170円、高校生以下無料。同館☎︎029・225・4425。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう