そば打ち初段の小学生誕生 山方小の笹崎君(茨城・常陸大宮市)
自宅でそば打ちの練習をする大雅君

 常陸大宮市山方の山方小6年の笹崎大雅君(12)がこのほど、そば打ち愛好家の全国組織「NPO法人そばネットジャパン」のそば打ち技能検定「そばリスト技能検定」の初段に合格した。小学生での初段合格は、県内では3人目。「認定証を受け取ったときは、飛び上がるほどうれしかった」と大雅君。

 試験では、そば粉をこねるところから、後片付けまでが審査された。制限時間も厳しかった。大雅君は、6人の審査員が見つめる中、堂々と進行した。

 大雅君の父、圭太さん(36)は、そば打ち段位3段。祖母の由美子さん(58)も5段という“そば打ち一家”に育った。大雅君は自ら申し出て、ことし1月から地元の教室「弥七そばの会」に通い始めた。

 そば打ちには力も必要なため、筋力アップのため、タンパク質を積極的に取るなどした。昇段試験に向けては、休日を返上で特訓することもあった。

 同会会長の小泉豊明さんは、「大雅君は、素直で、厳しい指導にもめげない。今後にも期待しています」と話した。

 

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