日立市を拠点とする居合道団体「茨城居想(いそう)会」はこのほど、同市内の会員宅の庭で試斬会を行った。日ごろの稽古の成果を試すことに加えて、新型コロナウイルスの感染拡大を断ち切ろうという願いも込めた。
同団体が稽古しているのは、「居想無外流」という居合道の流派。
参加した7人は、太さ約10㌢の棒状に丸めた畳表に向けて真剣を振り下ろした。刀を右上から左下へ斜めに振り下ろす「けさ斬り」や、漢字の「一」の文字のように水平に振り抜く「一文字斬り」などを試し、合計42本の畳表を斬った。
同会代表の小野千秋さんは「コロナウイルスを斬る、コロナ禍で沈んだ気分を切り替える気持ちで刀を振った。きれいに斬れた時は爽快だったよ」と話した。