大子町浅川の「藤田観光りんご園」の藤田史子さんは、自慢のリンゴをサラダの具材に使う。「リンゴは皮ごと使うと、うまみが深まるし、彩りにもなる。いつものサラダが新鮮な一皿になりますよ」
「リンゴで料理を、もっと楽しんで」と、藤田さん
リンゴのほかの材料は、好みでOK。藤田さんの好みは、ニンジン、ベビーリーフ、ルッコラ、シュンギク、チーズ、サラダチキン、ナッツ類など。
味付けは、塩、コショウと、酢、オリーブオイルで。藤田さんは、同園のリンゴを原料にしたりんご酢を愛用している。
おいしくするコツが少しある。リンゴは、ニンジンと合わせて細切りにすると、食べやすい。ルッコラやシュンギクなど、ちょっとくせのある味の野菜を入れると、「リンゴの甘みが中和してくれて、味が深まります」。
同園では、藤田さん考案の自家製アップルパイも好評。品種ごとの個性を生かし、厚切りリンゴをゴロっと入れた農園ならではの一品。「厚切りにして、食感を残すことにこだわりました」。ほかにも、酢やビールなど、リンゴを使った商品を開発している。
アイデアの源は、「食べることが好きなこと」。1人っ子で、鍵っ子だったという子ども時代から、よく台所に立った。リンゴはもともと好きだったが、結婚をして、愛情を込めて育てる農家の汗を知った。おいしいものに出合うたびに、「これ、リンゴと合うかも」と、ピンとくる。
リンゴの塩こうじあえとマスタードあえも、推しメニュー。保存袋に、切ったリンゴと材料を入れて混ぜるだけ。塩こうじあえには彩りでピーマンを加える。マスタードあえには干しぶどうが合う。
塩こうじとマスタードあえ
また、リンゴとクリームチーズを生ハムで巻き、ユズの皮を散らせば、おしゃれなおつまみに。鍋料理の際の大根おろしは、半量をリンゴのすりおろしにすると、「味に丸みが出ますよ」。
生ハム巻きりんご