スポーツの輝きで地域を照らしたい  サッカーJ2水戸ホーリーホック社長・小島耕さん(茨城・水戸市)
「スポーツの力を信じている」と小島社長

 サッカーJ2水戸ホーリーホックが今月、日立市と北茨城市に、小学生以下を対象にしたサッカースクールを開校した。昨年9月に、日立市、常陸太田市、北茨城市、常陸大宮市、高萩市、大子町をホームタウンに加えた同クラブが抱くビジョンは、「夢と感動と、一体感の共有に向けて、地域に根ざし、地域と歩み、地域に貢献し、地域と共に発展する」というもの。開校も、ビジョンに沿った一歩だ。同クラブ社長の、小島耕さん(48)に、今の思いを聞いた。

 

 ― 日立市と北茨城市にスクールを開いた目的は

 

 目的は、スポーツの普及のため。プロスポーツクラブの社会的意義の根本に近い部分にあるのが、スポーツの普及に役立てることだと思う。

 スポーツを普及させた先には、地域と社会を元気にしたいという願いがある。スポーツにはその力があると信じている。

 極端なことを言えば、サッカーだけにこだわってはいない。水戸ホーリーホックが、野球の普及に役立っても良いと思っている。

 

 

― 両市には既存のサッカー関連団体も多いが

 

 共存共栄を願っている。

 それぞれの団体に存在意義や目的があるもの。我々のスクールは、プロクラブのスクールとしてできることを追求したい。プロ選手とのふれあいもそうだし、クラブとして取り組んでいるサッカー以外の事業も関連づけていきたい。例えば農業体験、キャンプ体験など。

 

 

― プロレベルの指導がモットーか

 

 スクールのコーチには、トップチームに関わる人も入ることになる。だが、一流の競技者を育て上げることが第一目的ではない。

 第一目的は、スポーツの楽しさを伝えること。結果として、一流の競技者が生まれてくれればいいと考える。

 

 

― 新型コロナウイルスの影響が一段落しつつある今のタイミングを待っていたのか

 

 必ずしもそうではないが、スクール開校をきっかけに、いろいろな動きが出始めるには、良いタイミングだと思う。

 スクール生がサッカーに夢中になる様子を、親や祖父母が見て感化されて、みんなでトップチームを観戦に行くなど。夢は膨らんでいる。

 

水戸ホーリーホックサッカースクール Powered by JX金属

日立校 〈会場〉茨城大学日立キャンパスグラウンド(日立市中成沢町4-12-1) 〈開講日〉毎週火曜 〈クラスと時間〉園児クラス(16:30~17:20)、小学1・2年生クラス(16:30~17:30)、小学3・4年生クラス(17:50~19:00)、小学5・6年生クラス(17:50~19:00)、アドヴァンスクラス(19:20~20:30)

 

北茨城校 〈会場〉筑波銀行「あゆみ」ドーム(北茨城市磯原町磯原1206-1) 〈開講日〉毎週木曜 〈クラスと時間〉園児クラス(16:30~17:20)、小学1・2年生クラス(16:30~17:30)、小学3・4年生クラス(17:50~19:00)、小学5・6年生クラス(17:50~19:00)、アドヴァンスクラス(19:20~20:30)

  • 上記の2校のほかにも県内に計7校ある。各校で無料体験を実施

問い合わせは水戸ホーリーホックスクール事務局 MAIL school@mito-hollyhock.net

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