作業する沼田さんら
手際よく作業する沼田さん(写真中央)ら

茨城再見聞

 常陸太田市瑞龍町にある沼田政光さん(84)の水田の収穫風景は、昨シーズンから、にぎやかさを増した。長年、収穫からもみの乾燥までを知人の業者に委託していたが、事情が変わり、家族と親類らで取り組むようになったため。

 先日行った今年の収穫作業は、2日かけた。乾燥は、昔ながらのおだがけで行う。今年は稲わらをかける稲木を新調したこともあり、「いやあ大変だったよ」と、沼田さんは笑顔で話す。あぜ道には、作業道具のほか、菓子などもたくさん並んでいた。

 新米は、日立市や東海村に暮らす親類らに届けるのが習慣だという。事情が変わったのを機に、米作りを辞めることも考えたというが、「うちの米を一度食べたら、ほかのを食べられないなんてほめられちゃってさ」と沼田さん。機械乾燥から、おだがけの自然乾燥に代えた昨年の米は、「つやが違う」などと、それまで以上に評価が高かったという。

 沼田さんの田んぼは、里川に近い。上流部の茅根地区から周辺までの砂混じりの土壌は、「昔から、この辺の米のおいしさの理由だと言われているよ」。

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