「おいしいけど、栽培は大変そう」 小学生と保護者13人がオーガニックを体感(茨城・笠間市)
手順を教わりながらコマツナを収穫した

  「オーガニック食材を収穫して、食べてみよう!」という体験会がこのほど、笠間市内で開かれ、市内の小学生と保護者6組13人が、有機栽培したコマツナの収穫や、有機野菜を使った給食の試食を楽しんだ。「オーガニック(有機)食材」のことを知り、同食材を取り入れた給食に理解を深めてもらおうと、市教育委員会が初開催した。

 コマツナの収穫体験はは、同市泉にある農業生産法人「ヴァレンチア」で行った。「有機栽培は、虫と草との闘い。大変さを体験してみて」と、代表の池之上透さん(62)。参加者らは、手順を教わりながら、丁寧に収穫した。  収穫後は、岩間学校給食センターに移動し、有機食材を使ったみそ汁やおひたしなどの給食メニューを味わった。

 参加した久保田璃愛さん(笠間小4年、10歳)と、弟の永翔君(同2年、7歳)は、「収穫したコマツナはみずみずしかった。給食もおいしかった」と、笑顔だった。  

 同市は、市内の小中学校・義務教育学校の給食にオーガニック食材を取り入れる準備を進めている。今年度は北川根小をモデル校として、一部の食材に有機野菜などを使った給食の提供を始めた。

 

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