29日に駅前商店街で 17年続く恒例イベント らっしゃい大子百円街(茨城・大子町)
店先で、イベントのチラシを持つ小崎さん。「商店街のレトロな雰囲気も楽しんで」

  各店が工夫を凝らした商品を「100円」で販売する恒例イベント「らっしゃい大子百円街」が6月29日午前9時半~午後3時、大子町のJR水郡線常陸大子駅周辺の商店街の約40店で開かれる。

 今回は、新企画「100円開始オークション」も開催。「今回も楽しい会場にします。ぜひ来場を」と、主催者代表の小崎武広さん(45)。

 目玉は、各店が用意する税込み100円の商品。今回は、青果店の「冷やしパイン」、文房具店の「文具詰め合わせ」、総菜店の「牛肉コロッケ」など商品のほか、理髪店の「前髪カット」「眉毛カット」などのサービスも提供される。

 「100円開始チャリティーオークション」は、参加店から募った掘り出し物などを競り売りするもの。開始価格は100円。時間は正午から。売り上げの一部は能登半島地震の被災地に寄付する。

 同イベントの初開催は2007年。商店街に新しい客を呼び込もうと、商店主らでつくる「らっしゃい・でぇご隊」が企画した。現在は、年に2回開いている。

 当初は70店あった参加店は、高齢化などを理由に数が減った。

 さらに昨今の物価高で、100円の商品の用意には各店とも苦労しているが、「少しでも楽しい商品で盛り上げようと、どのお店も頑張っている」と、小崎さん。

 同日同町内では、浴衣を着て街歩きを楽しむイベント「大子レトロ商店街を浴衣で町歩き」、同町在住・出身の女性作家によるクラフト市「駅前ラウンジ」も開かれる。

 百円街は雨天決行。問い合わせは、同隊(小崎陶器店)0295・72・0176へ。

 

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