カステラパンを持つ皆川さん
「大事に守っていきます」と、皆川さん

 常陸大宮市下桧沢の製パン業「玉野屋」の名物は、「カステラパン」。パンでカステラを、サンドイッチのように挟んだ構造で、パンとカステラの間には、バタークリームを塗っている。カステラの厚さは2㌢ほどだ。

 製造を始めてから45年ほどたつ。「おしゃれなパンがたくさんある中で、懐かしいと手に取ってくれる。ありがたいですね」と、同店の皆川篤さん(55)。

 学校給食のパンを製造する同店が、年に1度の「お楽しみ給食」用の特別なパンとして作ったのが始まり。発案者は、篤さんの亡き父親の実さん。その後、同店の販売用のパンに加わった。

 おいしさの秘密が、生地に蜂蜜を練りこんでいること。ほんのり甘く、しっとり、もちもちとした生地になるといい、「この生地とカステラが合うんだと思うよ」と篤さん。生地に蜂蜜を練り込むのは、コストがかかる上、技術が必要といい、「気温や湿度とにらめっこしながら焼いています」。

 同店は、カステラパンのほか、食パンやコッペパンなど約10種を製造。販売は同社では行わず、市内の道の駅みわ北斗星と、道の駅常陸大宮かわプラザに卸している。北斗星は、水、金曜、かわプラザは月、水、金曜の午後1時頃から販売。緊急事態宣言解除後は、両店とも土曜も販売する。

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