大人の書道パフォーマンス 「久慈書道会」が道の駅で(茨城・常陸大宮)
気迫のこもった筆さばきを披露した

 常陸大宮市岩崎の道の駅常陸大宮でこのほど、市内の書道教室「久慈書道会」の大人たちによる書道パフォーマンス公演が行われた。体全体を使った気迫のこもった筆さばきで、来場者を楽しませた。

 同会は、書家の中崎渓翠さんが主宰。書道パフォーマンスは、メールが主流の時代だが、手書き文字の持つ美しさや力を伝えたいと、11年前から教室の有志で行っている。海外公演も行った。

 命の大切さなど、メッセージ性のある詩をテーマにパフォーマンスするのが同会流。今回は、7人で、5つのプログラムを披露。6×7㍍の和紙を使った「祈(いのり)」では、2018年の沖縄全戦没者追悼式で14歳が読んだ平和の詩「生きる」の一部を書いた。

 同プログラムで、大きなモップ筆を使って「祈」という大文字を書いた関谷和暉さん(24)は、「上手にではなく、気持ちを伝えたいという一心で全力で書いた」と笑顔。

 見学した市内の柳生優子さんは、「文字を書くときの息遣いが感じられた」と話していた。

 なお、公演は全2回で、次回は11月6日午前11時から行われる。雨天時は、同13日に延期する。見学は自由。

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