書家の根本祐一さんが新提案  カレンダーで1日1文
「上手下手にとらわれず、文字を書くことを純粋に楽しんでほしい」と根本さん

 ひたちなか市の書家、根本祐一さん(77)がこのほど、オリジナルカレンダー「―今日の一文字を書く― 毛筆文字カレンダー」を作った。

 同カレンダーは、日にちの数字の代わりに、根本さんが毛筆で書いた漢字1文字が入っている。毎日、その「今日の一文字」を書くことで、暮らしに書く習慣と書く力を取り戻してもらおうという狙いだ。

 根本さんは、上手下手にとらわれず、「もっと字を書こう! もっと手で書こう!」をテーマに、書く力の向上運動を推進する「書字(しょじ)研究会」を主宰していて、活動歴は約15年。

 カレンダーはその活動から生まれた提案の一つ。カレンダーは、重複しない漢字366字で構成する「漢字単体編」と、4字と5字句の84熟語で構成する「熟語編」の2種を制作。文字や熟語は、暮らしを支える言葉や時節の言葉を厳選した。

 「スマートフォンなどで、その日の一文字について調べてみるのもいい。文字を楽しみ、親しむきっかけになれば」と根本さん。

 問い合わせは、根本さん☎︎029・265・8146。

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