シロヤシオツツジ咲く古庭 喜雨亭・養浩園(茨城・常陸大宮市)
  養浩園のシロヤシオツツジ(常陸大宮市の益子忠一さんが、以前の見頃の時期に撮影)

茨城再見聞

 常陸大宮市高部の国登録有形文化財「喜雨亭(きうてい)」と、同建物の庭の「養浩園(ようこうえん)」が、4月15、16日に特別公開される。養浩園も国登録記念物。

 公開は、養浩園のシロヤシオツツジの花の見頃予想に合わせたもの。同市美和地区の活性化に取り組み、養浩園の整備も長年行っている「森と地域の調和を考える会」と、特定非営利活動法人美和の森が企画した。

 同園のシロヤシオツツジは3株で、同会によると、推定樹齢200年、高さ約5メートル。高齢のシロヤシオツツジは珍しいという。

 喜雨亭は、明治中期に建てられた造り酒屋の座敷棟で、木造3階建て。水戸市の偕楽園の好文亭を模したとされる。養浩園は喜雨亭の建造時期の前後に造られたとみられ、広さ約3000平方メートル。

 公開時間は午前9時半~午後3時(受け付けは午後2時半まで)。観覧料500円(解説書付き)。午前10時、11時半、午後1時半からは、説明付きのガイドツアーを行う。問い合わせは、同会☎0295・58・3812。

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