【全力コラム③】平日夜の試合開催はチャンスタイム 水戸ホーリーホック・小島耕社長
熱い表情で握手を交わす小島社長

 桜の季節が終わり新緑の季節を迎えました。一年で最もサッカー観戦に適した季節がやってきました。

 水戸ホーリーホックは2025年シーズン序盤の10試合が終わりました。4勝3分3敗、勝ち点15。現在の順位は6位。序盤ながらも2019年シーズン以来のプレーオフ圏内に入っています。

 今季はリーグ戦とは別に、昨季からリーグカップタイトルを懸けた「YBCルヴァンカップ」も行われています。先日(4月16日)はホームにJ1クラブ、ガンバ大阪を迎えて、2回戦を戦いました。

 結果は、選手たちの奮闘もあり通常の90分では決着せず、延長戦まで戦ったものの0-1で惜敗。いわゆる“ジャイアントキリング”を実現することはできず、非常に悔しいゲームとなりました。

 このガンバ大阪戦、通常の週末ではなく平日夜(水曜日19時~)の開催となりました。リーグ戦とはチケット価格、運用も変えた中で3331人の方にご来場いただきました(今季リーグ戦平均観客数は4882人)。

 クラブは、「高校生以下無料」として学生誘客を強く図りました。スタジアムには制服姿の高校生が多数駆けつけてくれました。普段のスタジアムとは少し違った雰囲気は企画意図通りで、彼らの次回来場へつながれば何よりです。

 集客施策そして固定ファン作りの正解探しはとにかく難しく、試行錯誤の連続です。引き続き、クラブではさまざまな施策を積極的に打ち出していこうと考えています。

 次回ホームゲームは4月25日(金)、こちらも平日夜開催です(対甲府)。仕事、学校終わりなどに、たくさんの方がスタジアムにお越しいただければ幸いです!

 1974年生まれ、鉾田市出身。2020年7月、代表取締役社長に就任。最近一番行きたい場所は大阪・関西万博。

 

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