250点を公開「浮世絵展」 県天心記念五浦美術館(茨城・北茨城市)
歌川国貞「相撲人形花の取組 不知火諾右衛門」弘化(1844–1848)頃 個人蔵

  江戸時代後半から明治時代にかけての浮世絵作品約250点を紹介する「浮世絵展−隅田川でたどる江戸の暮らしと文化−」が、北茨城市大津町椿の県天心記念五浦美術館で開かれている。6月8日まで。

 近年、奇想の絵師として注目を集める歌川国芳(1797-1861)の作品は、100点以上展示。隅田川の名所を描いた歌川広重、江戸の町民から絶大な人気を誇った歌川国貞、明治時代に活躍した月岡芳年、小林清親などの作品も楽しめる。

 展示作品は、同市出身のコレクターの個人蔵品。今回の規模での公開は初の機会となる。期間中、一部展示替えあり。講演会「江戸末期の浮世絵−美人画と名所絵を中心に−」(5月10日午後1時半、講師は町田市立国際版画美術館館長の大久保純一さん、事前申し込みが必要)など、関連イベントあり。

 入場料一般710円、70歳以上350円。月曜と、5月7日は休館(4月28日と5月5日は開館)。同館☎0293・46・5311。

 

 

 

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