愛される2つのモンブラン モンブランの「モンブラン」と「限定モンブラン」(茨城・鹿嶋市)
「モンブラン」(右)と、「限定モンブラン」


 栗スイーツの王様の「モンブラン」を店名にするこの店には、2種類のモンブランがある。

 一つは、42年前の開店当初からの定番品「モンブラン」(410円)。昔ながらの黄色い糸状のクリペーストが特徴。

 もう一つは、「限定モンブラン」(同)。こちらは、“茶色い”ペーストのモンブラン。メレンゲをベースに、カスタード、生クリーム、クリペーストなどを重ねている。

 本場ヨーロッパのモンブランは、茶色ペーストが定番で、黄色は日本独自に発展したもの。茶色いモンブランが日本に普及したのは、1980年代以降のことで、同店が開店したのは、そのブームのさなか。店名は、その影響もあって付けた。

 同店の小堀義明さん(65)は、「昔ながらのモンブランも人気は高く、中には『懐かしい』と声を上げて喜ぶお客もいる。両方とも大切にしていきたい」と話す。

 〈店情報〉 鹿嶋市平井1051の1。☎0299・82・9377。木曜休み。

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