「千両飾って迎春を」 特産品のセンリョウ出荷
センリョウを選別する女性たち(8日撮影)

 神栖市の特産品で、正月飾りに欠かせないセンリョウ(千両)がこのほど、市内の農園から出荷された。クリスマスの後に生花店などに並ぶ。

 葉の緑に鮮やかな赤い実が映えるセンリョウは、センリョウ科の常緑小低木で、「富」「財産」などの花言葉を持つ縁起物。

 JAしおさい波崎千両部会部会長の遠藤隆志さん(62)の農園では、約60万本を出荷した。

 遠藤さんによると、今年は3月の寒さ、7月の長雨など、センリョウにとっては厳しい生育環境となったが、まずまずの作柄に育ったという。

 新型コロナウイルスの不安に悩まされた1年。「心新たに正月を迎えたいという声も多い。実のたくさんついた豪華な1本を選んで、華やかに迎春してほしい」と遠藤さん。

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