通帳で楽しく読書 市立図書館がコロナ禍受けて開始
専用の端末で通帳に記入する

 潮来市牛堀の市立図書館は、「本を読む楽しみを深めてもらおう」と、「読書通帳」を運用している。読書通帳は、図書館の利用者個人が所持し、図書館を利用するたびに、本のタイトル、貸出日、本の価格などが記録される。

 昨年11月に運用を開始した。「新型コロナの影響で多くの活動が制限される中、人々の楽しみを増やすために私たちにできることは何かと考えた末に始めた」と同館の坂本栄子館長。

 外観は銀行の通帳に似ていて、表紙には同市出身の画家、故・小堀進さんの作品「初秋(1970年)」が印刷されている。

 希望者向けのサービスで、通帳がなくても、図書館の利用はこれまで通り。希望者は、利用者カードに通帳代金300円を添えて同館カウンターで申し込む。同市在住、在勤、在学者は、1冊目が無料になるキャンペーンを実施中。

 今年から、通帳を利用している同市立牛堀小学校3年の伊谷隼汰君は、「図書館はいろいろな本やDVDを借りられるから大好き。通帳の記録をどんどん増やしていきたい」と話していた。

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