RCがランドセルをアジアへ  児童の優しさ橋渡し
児童とロータリークラブのメンバー(同RC提供)

 神栖市の鹿島臨海ロータリークラブ(RC)(長尾喜昭会長)はこのほど、地元の同市立大野原小学校の6年生から、使い終えたランドセル約30個の寄贈を受けた。ランドセルは今後、フィリピンの子どもたちに送られる予定。

 同クラブは今年から、社会貢献活動の一環で、ランドセルをアジアに送る運動を始めた。

 3月中旬に、寄贈を呼びかける文書を、卒業を控えた同校の6年生に配布。ランドセルは、卒業式後の離任式の日に、同校に持参してもらった。

 寄贈した1人、根本大愛君(12)は、「きれいに磨いてきた。自分のランドセルが、少しでも役に立ったらうれしい」と話していた。

 来年は、ランドセルの寄贈を市内全体に呼びかける予定だという。「物を大切にする心も伝えられたら。子どもたちの笑顔をつくる活動にしていきたい」と長尾会長。

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