地域の人たちが講師となって、地元の中学生向けにさまざまな講座を開く「大野中大学講座」がこのほど、鹿嶋市津賀の同市大野公民館で開かれた。マジックや陶芸、手話、吹き矢などの12の講座に、大野中学校の1年生111人が参加、交流しながら学んだ。
同講座は、同校と地域で組織する「コミュニティ・スクール」(学校運営協議会)主催。「学校では学べないことに触れる機会に」と、昨年から開いているもので、2回目。
講座は、公民館内の会議室や調理室、ホールを使って開催。
陶芸の講座は、重さ300グラムの粘土を使って、現代風のはにわを1体作るという内容。
講師の後藤敏夫さん(71)は、「作品は人と比べず、自分なりの思いやストーリーを込めてみて」と、アドバイス。生徒たちはすぐに夢中になって粘土をこね、野球のバットやバスケットのボール、ゲームのコントローラーなどを手に持たせたユニークなはにわが仕上がった。
地元海岸のごみの選別を通して、環境保全について学ぶ「環境」の講座に参加した大高碧和さん(13)は、「海岸に落ちているごみの量と種類の多さに驚いた。知る機会になった」と話していた。
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