高台の斜面にフクジュソウ開花 童謡の森ふれあいパーク(茨城・北茨城市)
暖かな日差しを受けて、黄金色の花を咲かせたフクジュソウ。右奥の花には、蜜を吸う虫が止まっている

 北茨城市華川町小豆畑(あずはた)の高台にある童謡の森ふれあいパークの「福寿草園」で、フクジュソウの花が咲き始めた。同園は、駐車場から続く道路脇の斜面にあり、落ち葉の間から姿を見せるフクジュソウを、見上げる形で観察できる。

 同パーク内の「ガラス工房シリカ」によると、同園の始まりは25年ほど前、同施設の職員らが苗を植栽したこと。広さは約1000平方メートルで、盛期には約600株が咲く。開花に合わせてイベントが開かれた時期もあるなど、地域では、春の到来を告げる存在として知られている。

 今年は、同施設内に飾られたひな飾り3セットも春を告げている。ひな飾りが飾られるのは今年が初めてだ。

 ひな飾りの展示は、同パークの花壇やブルーベリー園の手入れにあたるボランティアの一員の内藤洋子さん(73)が、同市の広範囲で開かれるひな祭りイベント「ひなあかり」の関係者であったことから実現した。イベントは2月15日からだが、同施設のひな飾りは、すでに展示されていて、「フクジュソウを見に来る人たちにイベントの宣伝ができると思ってね」と内藤さん。

 フクジュソウの見頃は、2月下旬まで。ガラス工房シリカ☎0293・42・3550。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう