楽しい大子グッズ品ぞろえ 元地域おこし協力隊が雑貨店開店
オリジナルデザインの手ぬぐいと、店の案内を持つ飯田さん

 大子町大子の商店街の一角にこのほどオープンした雑貨店「memeguru(めめぐる)」は、同町の地域おこし協力隊として活動した飯田萌美さん(32)が開いた店。「大子のお土産として、部屋に飾ったり、身につけたりして楽しめる商品をそろえたい」と飯田さん。

 店は、元歯科医院を改装した建物の2階にある。販売しているのは、町にゆかりのある作家11人による鍛金や和紙のアクセサリー、布小物、漆器、キャンドルなど。飯田さん自身も作家の1人として、同町の冬の風物詩である「氷花(しが)」をデザインした手ぬぐいなどを並べている。

 飯田さんは、水戸市出身。大学で美術を学び、卒業後はホームセンターに6年間勤務。花売り場で商品を紹介するポップの制作などを担当していたが、美術に関わる仕事がしたいとの思いが募り、同町の地域おこし協力隊に。

 町のアートイベントを手伝っているうちに、同町ゆかりの作家が多くいることを知った。「イベント時だけでなく、常時作品を見てもらえる場所があれば」との作家の思いや、「こんなお店があったらいいのに」という参加者側の声を聞き、「それなら、自分がやってみよう」と、約1年の準備期間を経て開店した。

 店名の「めめぐる」は、同町の方言で「芽が出る」の意味。「ここで活動する作家さんたちの芽が出る場所に。店主も芽が出るようにとの思いを込めました」

 営業は金、土、日、月曜の午前11時~午後7時。営業日や時間は変更になる場合がある。詳細は、同店のインスタグラム(店名で検索)に掲載。

 同店☎︎070・8516・5758。  

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