親子40人が平和を学ぶ 国策紙芝居の上演も(茨城・水戸市)
絵をスクリーンに映し出して上演した国策紙芝居

 紙芝居などを通して平和について考えようという催し「平和キャラバンが行く! 親子で学ぶ『何を願って、どう戦った!!』 パールハーバーを知っていますか?」が12月9日、水戸市の三の丸市民センターで開かれ、約40人が参加した。

 同市立博物館が、同館で行っている戦争がテーマの常設展の関連企画として実施した。

 催しは、82年前の12月8日に開戦した太平洋戦争について、同博物館元館長の玉川里子さんによる講話からスタート。

 その後は、戦時中に国が中心になって制作した国策紙芝居2作を上演。国策紙芝居は、国が求める国民の心構えを伝えるために制作、上演されていたもの。朗読は、市内のグループ「次世代に伝えたい朗読と紙芝居のオリーブ」が担当した。当時の子どもたちの生活をより知ってもらおうと、当時使われていた竹製のランドセルや着物なども紹介した。 

 「戦争当時のことを考えることは、平和について考えることにつながる」と、玉川さん。

 娘の貴美子ちゃん(9)と一緒に参加した市内の玉井衣千子さんは、「戦争を知らない世代。これからも娘と一緒に勉強していきたい」と、話していた。

 

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう