地元を写したガラス乾板展 市文書館で28日まで(茨城・常陸大宮市)   
職員から解説を聞く来場者

 常陸大宮市が大宮町だった100年ほど前までをうかがい知ることができる展覧会「大宮町を写したガラス乾板」が、同市北塩子の市文書館のエントランスホールで開かれている。会期は5月28日まで。

 展示するのはガラス乾板写真をデジタル処理した後に、印刷したもの。ガラス乾板は、明治10年代に日本に伝わった写真技術。大宮村の前身の部垂(へたれ)村の役人だった鈴木家の蔵から発見された。被写体は、旧大宮町の広告看板、旧太田中学校で行われた学校教練、干拓前の水戸の千波湖など約40点。

 見学に来た常陸大宮市の根本てる子さん(94)は、「昔を思い出して、懐かしい気持ちになった」と喜んでいた。

 毎週土曜は、午前10時からと午後2時からの2回、展示解説を行う(各回30分程度)。午前9時~午後4時半開館。月曜休館。同館☎0295・52・0571。

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