3姉妹の「服飾トルソ展」 大子ドレメ美術館で27日まで(茨城・大子)
それぞれの作品と、洋裁学校時代の写真と3人

 大子町大子の大子ドレメ美術館で開かれている「服飾トルソ展」は、町内などの高校で美術の講師を務める神長智恵美さんと、妹の小川園子さん、小田智子さんの姉妹展。同館が以前、洋裁学校「ドレメ式大子服装学院」だったことにちなんで、「服飾」をテーマにしている。

 智恵美さんは、講師の仕事の傍ら、自ら栽培した漆を使った造形活動を行っていて、漆塗りのオブジェやアクセサリーを展示。園子さんはナチュラルな雰囲気の手作りの洋服、智子さんは普段使いの陶器を並べている。

 特別企画として、ドレメ式大子服装学院ゆかりの古い写真約10点も展示している。

 3人の母親(80)は、同学院の第4回の卒業生。同学院は、町の女性たちが花嫁修行などを目的に通ったといい、卒業生はかなりの数に上るという。

 「企画展の会場が、当時の思い出話をする場にもなったらうれしい」と、智恵美さん。企画展開催中は、同学院ゆかりの古い写真の募集を続け、追加展示も行うという。会期は3月27日まで。午前11時~午後5時。水、木曜は休館。

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