常陸大宮市立大賀小学校(関美智子校長)の3、4年生13人がこのほど、地元の久慈岡地区が管理する竹林で、マダケ掘りの手伝いをした。
子どもたちが収穫したマダケは、同地区産のマダケを使ったメンマ商品「久慈川たけのこメンマ」の原料の一部になるほか、同校の給食で提供される。同校児童による手伝いは3年目。
同地区の有志が指導に当たった。同地区区長の高安敏明さん(74)はまず、モウソウチクとマダケの見分け方を説明。収穫の方法は、「タケノコ掘りだと思ってきてくれたと思うけど、マダケは、掘らないで、倒すんだよ」と話すと、子どもたちは驚いた様子。
子どもたちは、自分の背丈程度に成長したマダケに狙いを定めて、倒したり、引っ張ったりしながら収穫した。
収穫した後は、竹の皮をむいて、不要な部分を切り落とすなどの加工の作業を見学した。
3年生の中山あかりさん(8)は、「タケノコを倒して収穫するとは知らなかった。マダケがスパッと切れるのが面白かった」と笑顔だった。