斉昭の気分で、コーヒーを  カフェ「樂」(茨城・水戸)

茨城再見聞

 水戸市の偕楽園の好文亭にカフェ「樂(らく)」がある。場所は、障子戸の先に、千波湖や桜山を望む「西塗縁(にしぬりえん)広間」。「斉昭公が感じたであろう景観と空気感を、ゆっくり味わってもらえたら」と、同店の森美木さん。オープンは昨春。

 好文亭は、水戸藩9代藩主の徳川斉昭の別邸で、藩士や庶民にも開放されていた。1945年の水戸空襲で全焼したが、55年から3年かけて復元された。

 西塗縁広間は、漆塗りの板張りで、広さは36畳ほど。テーブルといすは、板の間の黒色に合わせたもので、飛び石をイメージして配置している。

 メニューは、ブレンドコーヒーや抹茶などの飲み物と、スイーツ。升入りのケーキは、表面は枯山水をイメージして仕上げたという。「梅」(770円)など3種がある。午前9時半~午後4時半。好文亭の入場には大人200円が必要。同店電話070・9040・3191。


好文亭外観(右上)



升入りのケーキ

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