売り場は花畑のよう 京成百貨店 ハンカチコーナー
パステルカラーのハンカチが増えるのが春の売り場の特徴

春告げ〇〇〇

 卒業、退職など春の別れのシーズンの贈り物といえば、ハンカチが代表格。水戸市泉町の京成百貨店1階の婦人洋品雑貨売り場のハンカチコーナーには、桜の花びらのような淡いピンクや、芽吹きの若葉色など、パステルカラーを使った春の新商品がそろい、ギフト用の箱や袋も展示されている。2月から3月にかけては、売り場は年間で最も忙しい時期。「ハンカチをギフトとして購入される方が増えてくると、今年も春が来たなと感じます」とは、同売り場担当の小室博孝さん(20)。

ハンカチを持つ小室さん

桜の花柄のタオルハンカチを持つ小室さん

 

 同店のハンカチコーナーには、約30のブランドの商品がそろう。綿やレース製のハンカチと、タオル地のハンカチに加え、近年は、スマートフォンの画面やメガネふきとしても使えたり、抗菌生地を使っていたりと、機能性を考えた商品も並ぶ。新型コロナウイルスの影響で、マスクを手作りするためにハンカチを買う人も多いという。

マスクコーナー

マスクも贈り物として人気という

 

 贈り物としてのハンカチ選びで迷ったときは、小室さんは、「相手の方の年齢や好みの色に合わせたり、仕事で使うのか、プライベートで使うのかなどを想像して選んでみて」とアドバイスする。

 小室さんは、退職した先輩から贈られたタオルハンカチを大事にしている。「すてきな柄で、汗っかきの僕に合わせてタオルハンカチを選んでくれた。僕を思って選んでくれたことが伝わってきました」。そのタオルハンカチを使うたびに、「元気かな」と、先輩を思い出すという。

 

 自分用のハンカチ選びは、「その日の洋服の色や柄とコーディネートしてみては」とすすめる。華やかな色の洋服は着られないけれど、ハンカチは明るい色を持ちたいという声も多いといい、「思い切った色に気軽に挑戦できるアイテムでもあります」。男性は、ネクタイやスーツの色とハンカチを合わせるのもおしゃれだそうだ。

 「新型コロナの影響で、手を洗う機会が多く、ハンカチに触れる時間も多い。お気に入りの1枚で、春を楽しんでください」と小室さん。

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