ツバメが工務店でリフォーム中 利光工務店の春の風物詩(茨城・高萩市)
ツバメの巣を見上げる影山さん(左)と、同社スタッフ

  高萩市安良川の利光工務店でいま、毎朝一番乗りで“仕事”に精を出しているのは、ツバメのつがい。2組が巣の“リフォーム”を進めている。

 同社の事務所は建物の2階で、屋外階段を上って入る。ツバメの巣は、階段上方の天井部にある。手を伸ばせば届きそうな低い場所で、ツバメが巣を出入りする様子は、事務所から窓越しにも見える。

 ツバメとの“同居”は、事務所を建てた30年前から続いている。30年の間、ほぼ同じ時期にやってきて、去っていく時期も同じだという。当初から4つの巣があり、つがいが入れ替わり立ち替わりして、手入れしながら使用している。

 今は、日暮れ前に“退勤”して姿を消すが、産卵後は、つがいの一方が、巣に常駐するようになる。

 「孵化(ふか)して、5日ほどたった頃が一番みどころ」と同社社長の影山嘉一さん(55)。ひなの毛が生え代わり、親ツバメと同じ白黒のツートンカラーになる。「そんなひなたちがエサを求めて口を突き出すんだよ。あまりにかわいらしくて、ついつい笑顔が浮かぶ」と影山さん。

 

 

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