ヤマアジサイ中心に約5000株 水戸八幡宮
杉木立に囲まれた「山あじさいの小道」(8日撮影)

茨城再見聞

 水戸市八幡町の水戸八幡宮は、保和苑(ほわえん)(同市松本町)とともに、水戸のアジサイの名所として知られる。境内には、ヤマアジサイを中心に約60種約5000株のアジサイを植栽している。保和苑からは徒歩15分ほど。歩いてアジサイ巡りを楽しむ人が多い。

 水戸八幡宮が、ヤマアジサイを中心に植栽しているのは、保和苑ではセイヨウアジサイが多く見られるため、「品種を変えて、アジサイの魅力をより楽しめるように」との思いから。

 ヤマアジサイは、日本各地の山間に古くから自生していたもので、野趣あふれる風情が魅力。手まり型に花を咲かせるセイヨウアジサイのような華やかさはないが、「花の形や色もさまざま。よく見て楽しんで」と、権禰宜(ごんねぎ)の井坂謙二さん(54)。

 水戸八幡宮のアジサイの見頃は7月中旬まで。花を楽しんだら、樹齢約400年の「八幡宮の大ケヤキ」の下で涼もう。徳川斉昭が参詣した際に涼をとったと伝わることから、「烈公御涼所(おすずみしょ)」として茨城百景に選定されている。同宮☎︎029・226・8854。

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