行方市麻生の大麻(おおあさ)神社の例大祭が10月14~16日、同市の麻生地区で行われる。
同祭礼は、明治時代後期から始まったとされる。氏子5地区がそれぞれに、大型人形をのせた自慢の山車を引き回す。5地区は、「蒲縄(かばなわ)」「玄通(げんづう)」「下淵(したぶち)」「田町(たまち)」「本城(ほんじょう)」。今年の年番は「蒲縄」。
注目は、5地区の山車が勢ぞろいして行われる「おどりの競演・曲曳(び)き」。今年は14日午後6時から、麻生公民館駐車場で行われる。
おどりの競演は、それぞれの持ち曲に合わせて手踊りを披露するもの。
曲曳きは、踊りの後に行われるもので、「のの字回し」とも呼ばれる。山車の半間(車輪)に、てこ棒を当てて、「の」の字を書くように山車を回す。山車のちょうちんが動かないように、ゆっくり回すことが粋とされる。
14日は、同公民館駐車場に有料の桟敷席が用意される。限定約70席で、前売り2500円、当日3000円。購入者には、升酒とオリジナルタオルをプレゼント。前売り券には無料駐車券も付く。申し込み、問い合わせは、市観光協会☎080・8731・1772。