
竹のみを材料にして、花や建物、風景などを立体的に表現した「竹はり画」の作品展が、笠間市平町の友部図書館で開かれている。竹はり画の愛好家グループ「竹真会(ちくしんかい)」笠間支部が主催。5月25日まで。入場無料。
作画に使用する竹は、モウソウチクやマダケなど。竹の肉質部を板状にしたもののほか、皮や、竹を加工する際に出る切りくずも使う。竹本来が持つ自然の美しさを生かすため、色は付けず、電気コンロで焼いた焦げ目で陰影を付ける。
「来場者からは、本当に全部竹なの?と、驚かれます」とは、同支部代表の冨田次兵さん(78)。冨田さんは、竹はり画を趣味にして7年。70の手習いだったが、夢中になり、講師も務めている。
展示は、同支部を中心に、同会の40~90代の会員の作品70点。サイズは色紙サイズが中心。
なお、竹はり画は、古河市の竹細工の職人によって始められた。
開場は午前9時半から午後4時。最終日は午後2時半まで。