メロンの里のミュージカル 市民劇団が9月の公演に向けてけいこに熱(茨城・鉾田)
メンバーと、演出家の大滝順二さん(奥左)、振付師の梅原美穂さん(手前右)

 鉾田市立大洋公民館を拠点に活動する市民ミュージカル劇団「ほこ劇テトテ」が、9月の公演に向けて熱のこもった練習を続けている。昨年の公演は、コロナ禍を受けて、マスクを着けて、無観客で行った様子を動画配信するにとどめた。「今年は、生で楽しませたい」と、張り切っている。

 上演するのは、同劇団のオリジナル演目「メロンの里のこどもたち」。昨年も上演した演目に、アレンジを加えて今年版にした。

 脚本は、講師を務める劇団クリエの上原久栄さんが、市内の農家を取材するなどして仕上げたもので、メロンの栽培を通して、子どもたちが命の大切さに気づくという内容。昨年の動画は、動画配信サイト「ユーチューブ」で配信していて、これまでに再生回数が1500回を超えている。

 同劇団は、市の呼びかけで2018年に発足。「年代を超えて、手と手を取り合って歩んでいこう」がモットー。メンバーは、小学生から70代まで21人。「ミュージカルなので、演じて、歌って、踊ってと大変だが、みんなで助け合ってつくっています」とは、団長の片岡真紀さん(37)。

 ゴボウの妖怪役を演じる押久保都さん(79)と、塙糸子さん(77)は、「若い人たちと一緒に、一つのものをつくるのは楽しい」と笑顔。

 主役を務める中学生の山上穂乃花さん(15)と横瀬琴音さん(15)は、「鉾田の良さが伝わるように、大事に演じたい」と話している。

 公演は、9月3、4日に同公民館で行う予定。

 「メロンの里のこどもたち」の昨年の動画は、こちら

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