水戸市宮町の商店街「宮下銀座」にこのほど、常設寄席「水戸みやぎん寄席」がオープンした。寄席は、落語を中心とする大衆芸能を見せる場所。同市に、常設の寄席がオープンするのは初めてだ。
4階建てのビルを改装。演芸場は、最大48席。入り口には、雰囲気ある看板やのぼり旗も設置された。運営は、同市内の事業者らでつくる一般社団法人「まちコンテンツ共創協会」。
原点は、メンバーらの夢物語だった。同協会の1人で席亭の内藤学さん(62)は、「雑談みたいな会話から生まれたアイデアがふくらんでいった」と笑う。
9月10、11日のこけら落とし公演の前には、同法人理事長の大久保博之さんと、会長の桜場誠二さん、出演した落語家の古今亭菊之丞さんが口上を行った。菊之丞さんは、専門家の立場で、同寄席の計画段階から関わった。
11月末までの公演の詳細と、来年4月までの一部の公演の概要は、すでに発表。浪曲師の公演もある。同寄席のホームページ(寄席名で検索)で確認できる。水戸商工会議所☎︎029・224・3315。
同寄席のホームページは、こちら。