予選会時の作品と部員
予選会時の作品と部員ら(同校提供)。本戦では、さらに工夫した作品に仕上げるという

 水戸市千波町の水戸葵陵(きりょう)高校書道部が、25日に愛媛県で開かれる全国高校書道パフォーマンス選手権大会「書道パフォーマンス甲子園」に出場する。出場は2018年、19年に続いて3回目。

 書道パフォーマンスは、12人までのチームで、音楽に合わせて演舞しながら縦4㍍、横6㍍の紙に作品を書き上げる。制限時間は6分。書の美しさや紙面構成のほか、所作の美や演技のストーリー性、独創性などが評価される。

 5月に映像や完成作品の写真などによる予選が行われ、同部は関東ブロック18校中2位で本戦出場を決めた。

 同部の作品のテーマは「世界平和」。紙面の左面で「戦争」、右面で「平和」を、中央の羽は、平和の象徴をイメージして表現し、世界に通用する品格の高い作品を目指す。

 マイクを使った言葉でのパフォーマンスを取り入れる学校が増える中、身体表現のみで勝負するのが葵陵スタイル。「今年も愚直にスタイルを貫く」とは、同部顧問の辻哲一教諭(52)。

 昨年は新型コロナウイルスの影響で同大会が中止になり、当時の3年生は悔しい思いをした。今年も部活動の時間は少なかったが、その分、家で自主トレをするなど、それぞれに集中して練習を積んできた。

 部長の荻沼美羽さん(18)は、「世界平和」の大文字を担当する。4歳から書道を始め、高校で書道パフォーマンスに出合い、協力して作品を仕上げる喜びを知ったという。「昨年の3年生たちや応援してくれる人たちなど、すべての人たちの思いを筆に込めて、精いっぱい書きたい」と笑顔で話した。

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