県立麻生高校女子ハンド4年ぶり全国 ライバル対決を制して(茨城・行方市)
麻生高校女子ハンドボール部のメンバーと、阿部教諭(2列目右端)

 行方市麻生の県立麻生高校(青山泰久校長)の女子ハンドボール部が、3月23日から岐阜県で行われる全国大会「第46回全国高等学校ハンドボール選抜大会」に出場する。同大会への出場は4年ぶり。「1試合でも多く勝ちたい」と、気合を入れた練習を積んでいる。

 昨年12月の新人大会県予選と、2月に千葉県で行われた関東選抜大会を勝ち抜き、全国選抜大会出場を決めた。

 新人大会県予選では、決勝で強豪の県立水海道二高に勝利した。関東選抜大会は、主将の千葉梓さん(2年、17)をけがで欠くなど不利な状況だったが、全国切符を勝ち取った。

 同部は1964年創部の伝統校。チームの強みは、「競技歴が長く、チームワークが良いこと」と、顧問の阿部浩教諭(65)。

 部員数は8人(ハンドボールは7人制)と少ないが、全員が小学生からの競技経験者。主将の千葉さん以外は地元出身で、少年団や中学校などで一緒にプレーしてきた仲間でもある。

 千葉さんは、姉も同部に所属していたことから、かすみがうら市からバイクで約50分かけて通学している。「普段はあまり口には出さないけれど、みんな勝ちたいという気持ちが強い。一緒にプレーするのは楽しい」と、笑顔。

 1年生も主要メンバー。関川愛菜さん(16)は身長148㌢でチーム1の小柄だが、力強く素早い動きが持ち味。「全国大会でもチームに貢献したい」と目を輝かせる。

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