知恵を合わせて県知事賞 木材卸・八千代商事のチーム(茨城・日立市)
福地さんと、夫で社長の秀太郎さん

 日立市若葉町の木材卸売業の八千代商事が母体のプロジェクトチーム「チーム八千代商事」がこのほど、県の事業「県北ビジネスチャレンジプログラムアイデアソン」の最終報告会で最高賞の県知事賞を受賞した。

 アイデアソンは、アイデアとマラソンを組み合わせた造語。複数の人々でマラソンのように時間をかけてアイデアを出し合って、アイデアの質を高めていく考え方を指す。

 県北ビジネスチャレンジプログラムアイデアソンは、県北地域の中小企業の新規事業と雇用の創出を目的に実施された。

 「チーム八千代商事」は、同社取締役の福地美喜さん(46)をチームリーダーとした社外のメンバーを含む9人で構成。半年かけて、アイデアを出し合った。

 報告会で発表したのは、日立の山の間伐材を使ったスウェーデントーチの販売、県北の森を舞台にした野外写真スタジオ事業の展開、二酸化炭素を吸収貯蔵する木材を使った家具の販売。スウェーデントーチは薪(まき)の一種。

 福地さんは、「1人ではなし得なかった受賞。多くの人たちの協力に感謝です」と話した。

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