21歳 東日本最年少指導者 瞳書道教室主宰の平塚さん 「学びながらの毎日」
生徒の課題を添削する平塚さん

 行方市井貝の書道教室「瞳書道教室」を主宰する平塚瞳さんは、21歳の若さ。加盟する全国規模の書道団体、日本習字教育財団には約1万1000人の指導者が所属するが、確認がとれた東日本地区の指導者の中では、最年少だという。

 瞳書道教室を開いたのは今春で、生徒は5歳から83歳までの約40人。平塚さんは、「書道の技術はもちろんですが、書に向かう心構えなど、指導しなくてはならないものは限りない。独自に勉強したり、生徒さんたちに教わりながら過ごしています」と話している。

 平塚さんは、小学2年で、鹿嶋市の書道教室の門をたたくと、美しい文字を書くことに喜びを感じて、すぐに熱中。高校卒業後は、滋賀の書道専門学校で学び、日本書写技能検定協会の毛筆と硬筆の指導者最高位一級を取得した。

 今年9月に、同財団の最高位の八段位に達するまで、すべての試験に一発で合格。「共に学んだ仲間に恵まれたのと、家族の理解もありました」

 目標とする指導者は、小学生当時に習った先生。「習字の魅力を教えてくれた恩師。教室では、きれいな字は一生の宝ということを伝えていきたい」と平塚さん。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう