先輩姉妹の生き方を本に 「水戸の女性史」をつくる会の額賀さん(茨城・水戸)
本を持つ額賀さん

 水戸市の額賀せつ子さん(71)がこのほど、同市の声楽家で、合唱指導者の中澤敏子さん(90)と、妹で俳優、シャンソン歌手の中澤敦子さん(80)のこれまでの人生を記録した本「中澤敏子・中澤敦子~探し求める心 今もやまず~」をまとめた。

 「地元の先輩女性の生き方の中に、自分らしく生きるためのヒントを見つけてもらえたら」と額賀さん。

 敏子さんは、東京芸術大学委託声楽科を卒業後、県立土浦二高に8年、県立水戸二高に29年間音楽教諭として勤め、全日本合唱コンクール全国大会に19回出場。地域の合唱団も数多く指導した。退職後は、自分のための歌の勉強を始め、69歳の時には、東京で行われた第11回奏楽堂日本歌曲コンクールで、特別賞の奥田良三賞を受賞した。

 妹の敦子さんは、日本大学芸術学部を卒業後、文化座に15年在籍してフリーに。テレビドラマ「おはなはん」「愛と罪と」、映画「男はつらいよ 寅次郎忘れな草」などに出演。本県が舞台となったNHKの連続テレビ小説「ひよっこ」では、方言指導者を務めた。不定期で行っているシャンソンのコンサートは、いつも満席だ。

 額賀さんは看護師を退職後、「水戸の女性史」をつくる会に創立時から入会。中澤さん姉妹の活躍を知り、「水戸の女性の足跡を残したい」と、昨年12月から聞き取りを重ねた。敏子さんの娘の理恵子さんほか、2人の周辺の人たちにも話を聞き、2人の人生を掘り下げた。

 同書は、同市内の図書館に寄贈したほか、同市内の永井書店、川又書店で販売予定。1200円(税別)。

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