トゥクトゥクと正岡さん
「かわいいでしょう」と、トゥクトゥクを紹介した正岡さん

 水戸市千波町の会社員、正岡肇さん(31)の愛車は、トゥクトゥクという愛称で知られるタイ製の車。タイでは、観光客向けのタクシーとして活躍していて、日本でもテレビの旅番組などで、姿を見ることがある。

 昭和初期の日本で活躍した三輪自動車「オート三輪」がタイに渡って、独自に発展したものだという。運転席は前方の中央に配置され、後方に客席がある。窓は前方にあるだけで、屋台のように風通しが良い。

 「『涼しげだねえ』なんて言われることもあるけど、夏は暑くて冬は寒い。でも、トゥクトゥクを運転しているだけで、世界を旅している気持ちになれるんです」と、正岡さんは笑顔だ。

 

運転席に座る正岡さん

運転席に座る正岡さん

 

 アルバイトでお金を貯めては海外旅行をしていたという学生時代に、タイで出合って一目ぼれ。帰国して日常を生きる中で、その印象は薄れていったが、社会人になって数年がたった頃、旅行仲間と出掛けた東京のタイフェスティバルでトゥクトゥクの販売代理店を見つけた。価格は、約140万円。「高いけど、運命だと言い聞かせた」

 運転しているといろいろな人に話し掛けられる。印象的だったのは、タイ人に話し掛けられたこと。「とってもうれしそうだった。日本人も海外で日本車を見つけるとうれしいですものね」

 5年前に結婚することを決めたときは、「道楽だから」と、手放す覚悟をした。でも一応、意外と維持費がかからないことを彼女に説明し、交際時代にトゥクトゥクを通して生まれた2人の思い出などを振り返ってみると、「何とか理解してくれたんです」。

 

トゥクトゥクの側面

トゥクトゥクの側面

トゥクトゥクの後部座席

トゥクトゥクの後部座席

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