シーマーク屋上にだまし絵
パンダのオブジェと、原画を持つ前田さん

 日立市東滑川町の複合型商業施設「シーマークスクエア」屋上広場にある5体の動物オブジェは、オブジェの前を歩くと、動物が顔を横に動かして自分の姿を追っているように見えるという不思議な感覚が楽しめるトリックアート。

 オブジェは高さ1㍍前後で、ライオン、キリン、ゾウ、レッサーパンダ、パンダの絵が描かれている。トリックを楽しむには、オブジェから2~3㍍の距離を保って移動することがポイント。片目を覆って一方の目で見ながら歩くと、よりわかりやすいという。

 このオブジェは、トリックアートの研究をしている茨城大学工学部の矢内浩文准教授が考案したもの。絵は、同市のトールペイント作家の前田潤子さんが担当した。

 矢内さんのトリックアートは、2016年には同市内の商店街に展示された。今回のオブジェの中で、パンダは新作。県や同市がパンダの誘致活動に取り組んでいることを受け、「活動の応援になれば」との、同施設の提案を受けて製作したという。

 絵を担当した前田さんは、「地元日立を盛り上げたいという思いも込めた。楽しんでもらえたら」と、話している。

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