みんなで歌って気分爽快 叙情歌を楽しむ「すかしゆりの会」(茨城・東海)
佐川さん(前列左から4番目)と会員ら

 東海村が拠点の「すかしゆりの会」(32人)は、童謡や唱歌、フォークソングなど、明治から昭和時代の叙情歌をみんなで歌おうというサークル。講師は、歌手の佐川はじめさん(83)で、メンバーは70~80代が中心。月1回、童心にかえったり、昔を懐かしんだりしながら、明るい歌声を響かせている。

 歌好きが集まって結成して7年。活動は、毎月第1月曜に、中丸コミュニティセンターで行っている。4日に開かれた会では、「さくら」「チューリップ」「どこかで春が」「ここに幸あり」「山小舎の灯」など15曲ほどを歌った。

 佐川さんは、「幼稚園生に戻った気持ちで歌いましょう」と呼びかけたり、ときには、「僕1人で歌ってみようかな」と独唱することも。

 曲は、季節に合わせるなどして佐川さんが選ぶ。伴奏は、坂本律江さんがエレクトーンで行う。叙情歌の魅力は「歌詞の言葉の世界観が豊かで、歌うたびに心が動く。何年たっても飽きない」と佐川さん。

 新型コロナウイルスの影響で、集まることができない日々が続いた昨年は、会の発起人の1人の浅野孝子さん(87)が、「みんなに会って一緒に歌いたい」という思いを込めたオリジナルの詩「わたしのエール」を作った。後日、「みんなにエールを届けよう」と、佐川さんが曲をつけ、歌ってCDに収録し、会員に送った。

 「歌を歌うと、何より気持ちがスッキリする。これからも、みんなで楽しく歌いたい」と、浅野さん。

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう