賞状を持つ根本さん
背筋を伸ばして賞状を持つ根本さん。表彰は「ありがたいことです」

 ひたちなか市の理容師根本義雄さん(92)はこのほど、各分野で県勢の発展に著しい功績があった人などをたたえる茨城県表彰を受けた。今年度の個人受賞者の中では最高齢。

 根本さんは、長年にわたり、警察署指定理容業者として、被留置者の調髪に従事し、警察業務の円滑・適正な運営に貢献した功績が認められた。「店の定休日を利用して出向き、店のお客さんと同じように接した。更生して、早く家に帰れるようにと、心の中で願いながら髪を切ってきました」

 根本さんは、東京で理容学校を卒業し、修業した後、1957年にひたちなか市内に「スマイル理容所」を開いた。話好きで、人を笑わせるのが好きという根本さん。店名は、友人らから、「根本さんは愛きょうがいいから、スマイルが似合うよ」とすすめられて決めた。

 妻や息子夫婦も店に立ち、その後は1人で営業。昨年12月末に、草抜きをしていて転んで、腰を痛めてしまったが、それまでは店に立っていた。

 酒を飲まず、たばこも吸わず、仕事一筋。「痛めている腰がよくなれば、またはさみを握れるかな」と根本さん。

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