生涯をかけるシクラメン 大内園芸(茨城・常陸太田)
一鉢ずつ丁寧に育ち具合を確認する大内さん

茨城再見聞

 常陸太田市内田町の大内園芸で、シクラメンの出荷がピークを迎えている。ハウス内で花を咲かせるシクラメンは100種以上。「大内レッド」と呼ばれる同社の看板商品のほか、色も形も大きさも、個性に富む。ピークは今月下旬まで。

 同社がシクラメンの栽培を始めて、40年以上になる。始まりは、新規就農した先代社長が、従来のイメージと違う明るい赤のシクラメンを栽培して、話題を呼んだこと。歌手、布施明さんの「シクラメンのかほり」のヒットから間もなかった当時のこと。シクラメンを本格的に出荷する農家はまだ少なく、全国的にも草分けだった。

 2代目の現社長、大内広明さん(42)には、「シクラメンなどの花々は、身近すぎる存在で、仕事にするか迷った時期もあった」。大学時代に花店でアルバイトして見方が変わった。「花を受け取ったお客さんの顔が、ぶわっと明るくなった。花にはすごい力があって、生涯をかけていいものだと思った」。大学卒業後は、ドイツに留学して園芸を学んだ。

 同社では直売もしている。同社☎︎080・1296・9636。

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